ワインはワインだけで楽しむものではなく、食事と合わせて飲む、ということの方が多いでしょう。特にワインは一緒に食べる料理やおつまみとの組み合わせにより、相乗効果でさらに旨味が増していく飲み物でもあります。
ですが、ワインにはそれぞれに味わいが異なることから、そのワインと相性が良い食事というのは少しずつ異なるのも事実。
今回は、イタリアワインと相性が良い食事と、特におすすめしたい組み合わせについてご紹介していきますね。
イタリアワインと合う料理
イタリアワインを食中酒として飲むことも多いでしょう。
基本的にワインはその生産国の風土や食文化に合わせた味のものが多いことから、イタリアワインについてもイタリアンとの相性が良いものが多いです。
ここで、特にイタリアワインとの親和性が高い料理の一例をご覧ください。
アクアパッツァ
アクアパッツァとは、魚介類とトマト、オリーブなどを合わせた蒸し料理で、手が込んでいるように見えますが意外と簡単に作ることができます。
元はイタリア・ナポリ発祥の郷土料理で、タイなどの白身魚を使用することが多いので、白味魚と相性の良い白ワインがおすすめです。特に酸味が強い、辛口の白を選ぶと見事なマリアージュを堪能することができますよ。
リゾット
リゾットはイタリア版のおかゆのようなイメージですが、その味わいはおかゆやおじやとはまた違い、濃厚で非常に食べ応えがあります。
リゾットの場合も白ワインがおすすめ。特に白ワインはチーズとの相性が抜群で、しっかりめの味わいのあるものを選ぶと良いでしょう。
ボロネーゼパスタ
白ワインは白身魚や乳製品と相性が良い一方、赤ワインは肉料理と相性が抜群です。
そのことから、イタリアンでも定番のパスタの中でも、牛肉をふんだんに使うボロネーゼの場合は赤ワインを合わせるのが定番です。
さっぱりと口の中を潤したい場合は軽めのものを、濃厚な牛肉とのマリアージュを楽しみたい方は重めのものを選びましょう。
イタリアワインと合うおつまみ
おつまみと合わせてゆっくりとワインの味を堪能する、というリッチな時間を楽しみたい方もいますよね。
僕もイタリアワインを自宅で飲むときは、食事ではなく食後におつまみと一緒に飲むことが多いです。では、おつまみと合わせる場合はどのような組み合わせがおすすめなのか、ここでご紹介しますね。
チーズ
チーズはワインのおつまみとして定番で、日本、イタリアはもちろん世界各国で愛されています。
実は、チーズは赤、白、ロゼ、泡どれと合わせても相性が良いですが、チーズにも様々な種類があり、それによって相性の良し悪しは変わってきます。
例えば、濃厚なカマンベールやゴルゴンゾーラは赤ワインに、比較的あっさりとしたチェダーやゴーダは白ワインと相性が良いですね。
グリッシーニ
グリッシーニというのはイタリアでおやつ感覚で食べられる細長いパンのことです。
バーではグリッシーニに生ハムを巻いて提供されることもありますね。グリッシーニはアレンジが様々ですが、さっぱりとした淡白な味わいのものが多いので個人的には白ワインがおすすめです。
生ハム
おつまみの定番とも言える生ハム。生ハムも赤ワイン、白ワインどちらも相性が良いですが、赤か白かよりも、酸味の有無で判断すると良いでしょう。
生ハムは酸味が強いワインとはあまり親和性が良くないので、果実味の強いものを選ぶと素晴らしいマリアージュを堪能することができます。生ハムとフルーツを組み合わせる食べ方も一般的ですよね。
まとめ
今回ご紹介したワインと相性が良い食べ物は、あくまでイタリアワインとの相性ということでイタリア料理を中心にご紹介してきました。
ですが、イタリアンワインは他の国の料理とも相性が良く、和食も相性抜群です。
例えば、寿司と白ワイン、うな重と赤ワインなど、抜群のマリアージュを楽しむことができる組み合わせは様々。もちろんこれらは一般論ですので、あなたの好物の味をより引き立ててくれる美味しいワインを見つけて、さらにイタリアワインのある生活を楽しんでくださいね。