「シャンパン」と言う言葉を耳にする方が多いかもしれません。
シャンパンとは高級なスパークリングワインを指すもので、イタリアにも美味しいシャンパンが無いかと探している方もいるかもしれませんが、実はそこには誤認が含まれます。
実はイタリアにはスパークリングワインは存在するものの、「シャンパン」は存在しません。
今回は、イタリアとスパークリングワインの関連性、そしてシャンパンとの違いについてお伝えしていきますね。
イタリアのシャンパンに色々呼び名があるけど何が違う?
そもそもの話、「シャンパン」と言うのはフランスのシャンパーニュ地方で造られた限られたスパークリングワインのことを指します。
ですので、シャンパンがイタリアで造られることはなく、たとえフランスのシャンパンと同じブドウ、同じ醸造方法で造ったとしてもそれはスパークリングワインです。
ただ、イタリアにもスプマンテやプロセッコなど、スパークリングワインに関する独自の呼び方があります。イタリア産で美味しいスパークリングを探す場合はこれらの言葉を手がかりに探すと良いでしょう。
また、派生としてスペインにはカヴァと呼ばれるスパークリングワインも存在しますね。その特徴を簡単に説明します。
スプマンテ:イタリア語で「スパークリングワイン」を指す
※微発泡のものはスプマンテではなく「フリッツァンテ」と呼ぶ
プロセッコ:イタリア・ヴェネト州のプロセッコ種で造られたスパークリングワイン
カヴァ:スペイン・カタルーニャ地方で造られたスパークリングワイン
ここでは、イタリアで造られたスパークリングワインのおすすめについて、その種類別にご紹介しますね。
スプマンテのおすすめ2本

まずはスプマンテのおすすめについてご紹介しますね。
・ピノ・シャルドネ・スプマンテ
イタリアでは定番のスプマンテで、コストパフォーマンス抜群です。イタリアのスプマンテを楽しみたいのであれば、まず挑戦して間違いない銘柄と言えるでしょう。
味:辛口
味わい:柑橘系のような爽やかではっきりとした味わい
価格:1,200円
・ザルデット プライベート キュヴェ ブリュット
辛口でありながら、さっぱりとしたフルーティな味わいがあることで知られるこちらの銘柄は、国内外でも特に人気のあるスプマンテです。
一流レストランでも出されている高級感のある味わいが魅力ですね。
味:辛口
味わい:リンゴのようなフルーティな甘酸っぱさ
価格:1,400円
プロセッコのおすすめ2本

プロセッコは、そのすっきりとした味わいで世界中から愛されています。
限られた品種で造られたものではあるものの、その造り手により味わいは様々で、リーズナブルなものから高級なものまで、数多く存在することがその特徴です。
まずはリーズナブルなものから挑戦してみてくださいね。
・チェッロ プロセッコ ブリュット NV
プロセッコの中でも特に流通本数が多く、安く入手しやすいことで知られるのがチェッロ プロセッコ ブリュット NVです。
実はこちらのワインは戯曲「ロミオとジュリエット」をイメージして造られており、悲劇の恋をイメージさせる酸味と炭酸の刺激が魅力です。悲劇の恋がテーマなのでデートや記念日…には縁起が悪いかもしれませんが、女子会やホームパーティに持ち込んでみてはいかがでしょうか。
味:辛口
味わい:爽やかですっきりとしたレモンのような味わい
価格:1,300円
・リオンド・プロセッコ・コレツィオーネ
爽やかでグラスに入れた際も上品な泡と色合いが光ります。
その実フルーティな味わいのあるトロピカルなワインで、メロンやパイナップル、柑橘系のような旨味があるので、特に上品にプロセッコを楽しみたい場面におすすめです。
特に夏場にしっかりと冷やして飲むとその清涼感に病みつきになってしまうかもしれません。
味:辛口
味わい:花のような香りとメロンのようなフルーティな味わい
価格:1,700円
まとめ
スパークリングワインはカジュアルに飲むことができる手軽なワインとしての印象が強いかもしれませんが、その歴史は意外と深く、国によって様々な文化があります。
そのことから、国によってスパークリングワインの呼び名、特徴が異なるので、人によっては生産国で好みが分かれることでしょう。
味の好みは値段だけに左右されるものではありません。格安で手に入れられるワインの中にも、高級ワインに劣らない味わいや旨味のあるものも存在します。
ワインの通販ショップには世界各国のスパークリングワインも販売されているので、あなた自身のお気に入りのスパークリングワインを見つけてくださいね。